無知の知。

無知の知

最近ようやくわかってきた。

知識としては知っていた。
でも、実感として理解できていなかった。

「自分はまだまだ何も知らない」ということを。

若い頃って、
知識が増えたり、
少し結果が出たりすると、
なんでもわかった気になる。

でも歳を重ねて、
いろんな人を見て、
いろんな失敗をして、
商売を続けていると気づく。

世の中そんな単純じゃない。

人の心も、
組織も、
お金も、
景気も、
正解も。

見えているつもりで、
実際には見えていないことだらけ。

だからこそ、
古代の哲学者ってすごいなと思う。

ソクラテス は
「無知の知」と言った。

自分が無知だと理解している人間こそ、
本当に学べる人間だと。

そして 孔子 も、
学び続けること、
己を律すること、
人としてどう生きるかを説いた。

何千年も前の人間が、
今の時代にも刺さることを言っている。

結局、
人間の本質ってそんなに変わってないんやろな。

歳を重ねるほど、
「俺はわかっている」
ではなく、

「まだ見えていないものがある」

そう思えるほうが、
強いのかもしれない。

そして最近、
学ぶこと自体が楽しくなってきた。

昔は、
学ぶ=しんどい
勉強=我慢
みたいな感覚もあった。

でも今は違う。

学ぶことで、
見えてなかった構造が見える。

人の心理。
社会の流れ。
お金の動き。
組織の空気。
自分自身の未熟さ。

世界の解像度が上がっていく。

だから面白い。

しかも不思議なことに、
学べば学ぶほど、
「自分はまだ知らない」
が増えていく。

でもそれでいいんやと思う。

無知を知った瞬間から、
本当の学びが始まる。

商売も、
人生も、
傲慢になった瞬間から狂い始める。

謙虚に、
素直に、
学び続ける。