価格フィルター。

歳を重ねるほど、安いか高いかよりも
「誰と、どんな空間で時間を使うか」を気にするようになった。

例えば夜ご飯。

私の感覚では、一人1.5万円くらいを超えてくると、店内の空気は割とマシになる。

もちろん、金持ち=民度が高いわけではない。
金を持った面倒くさい人もいる。

それでも価格というフィルターは、それなりに機能する。

私は1.5万円の料理を食べたいだけではない。

静かな空間。
気持ちのいい接客。
適度な距離感。
そして、不快な人に遭遇する確率の低さ。

そこまで含めて1.5万円を払っている。

ホテルも施設もサービスも同じ。

何でも安く、何でも万人に。
それが正義だとは思わない。

人生で本当に有限なのは、お金より時間。

せっかくの数時間を、数千円を惜しんで不快に過ごすくらいなら、お金を払う。

贅沢がしたいんじゃない。
自分の時間を雑に扱いたくないだけ。

お金で時間を買うまでは言わないけれど、
時間を過ごす「環境」はかなり買える。

だから、安さより環境を選ぶ。

値札を見ているようで、実際に買っているのは自分の時間の質だ。

日本もいろいろなお店、施設にフィルターをかけるフェーズに入ったと思う