こんにちは。
物価高騰・インフレ時代に、生活は本当に楽になるのか
物価が上がり続けています。
食料品、光熱費、資材、サービス。
日々の生活の中で、
「高くなった」と感じないものを探す方が難しい時代です。
一方で、
税金や社会保険料の仕組みは、
大きく変わっているようには見えません。
ここに、
多くの人が感じている違和感があるのではないでしょうか。
名目は増えても、実感は増えない
インフレとは、
お金の価値が下がることです。
たとえ給料が少し上がったとしても、
生活費の上昇に追いつかなければ、
実質的な生活水準は下がっていきます。
しかし、
税金や社会保険料は
名目の所得を基準に計算されます。
つまり、
- 生活は楽になっていない
- それでも課税対象は広がる
という状況が起きやすい。
控除額はほとんど動かない
さらに厳しいのは、
基礎控除や各種控除額が
物価上昇にほとんど連動していないことです。
物価は上がる。
名目所得も上がる。
しかし控除は据え置き。
結果として、
実質的には余裕がないのに、
税や社会保険の負担だけが重くなる
こうした構造が生まれます。
累進課税との組み合わせが生む負担感
累進課税は、
能力に応じた負担という意味で
合理性のある制度です。
ただし、
インフレ下で控除が据え置かれたままだと、
その負担感は一気に強まります。
特に影響を受けやすいのは、
- 真面目に働く中間層
- 昇給や残業で名目所得が増えた人
- 経費化できない給与所得者
頑張っても生活は楽にならず、
むしろ
「働くほど余裕が削られる」
そんな感覚を持ちやすくなります。
苦しさの正体は「構造」
これは、
誰かが怠けているからでも、
誰かが得をしているからでもありません。
制度が、生活実感に追いついていない。
その構造が、
静かに負担を積み上げているのです。
結び
物価が上がり、
控除が変わらず、
名目所得に課税され続ける。
この状態が続けば、
多くの人の生活は
楽になるどころか、
むしろ苦しくなる可能性が高い。
今、問われているのは、
税率の上下ではなく、
実際の暮らしと、制度が噛み合っているか。
インフレ時代だからこそ、
数字ではなく、
生活の実感を基準にした議論が
必要なのではないでしょうか。


