お疲れ様です。

― 国はもう「老後は自分で守れ」と言っている ―

食料品の消費税をゼロにする。
聞こえはいい。

だが、冷静に数字を見ると、
4人家族で年間約6万4千円。
月にすると、約5,000円。

正直な感想は――
何のこっちゃ、である。

⸻

焼け石に霧吹きの政策

電気代、ガス代、ガソリン代。
家賃、住宅ローン。
社会保険料。

家計を本気で圧迫している部分には、
ほとんど触れない。

物価は上がり続け、
可処分所得は削られる。

その中で月5,000円。
悪い政策ではない。
ただし、生活を救うレベルではない。

⸻

何百億円かけて選挙して、この結論

何百億円ものコストをかけて選挙をし、
時間とエネルギーを使って出てくる答えがこれ。

経営者の感覚で言えば、
費用対効果が合わない施策だ。

感情ではなく、
数字で判断すべき話である。

⸻

人口減少社会で、食料品は売れるのか

日本はすでに人口減少社会。

・子どもは減る
・高齢者は食べる量が減る
・単身世帯が増える
・節約志向が定着する

構造的に、
食料品の消費量は減っていく。

消費税を下げれば需要が増える、
そんな単純な時代ではもうない。

⸻

さらに言えば、iDeCo掛け金上限「爆増」

2027年から、
iDeCoの掛け金上限が大幅に引き上げられる。

一見すると、
「老後資金形成を支援する良い制度」に見える。

だが、これは
国の本音がはっきり見える政策だ。

⸻

国が言っていることは、これだ

老後の金は
国の年金を当てにするな。
税金は少しまけてやる。
だから自分で貯めろ。

これは優しさではない。
責任の移転である。

⸻

年金制度の静かな方向転換

・支給開始年齢は後ろ倒し
・支給額は実質的に目減り
・若い世代ほど不利

国も分かっている。
従来の年金モデルは、
もう維持できない。

だから
「自己責任で積み立てる出口」
としてiDeCoを拡充する。

⸻

ただし、iDeCoは万能ではない

iDeCoが使えるのは、
余剰資金がある人間だけだ。

生活費で精一杯の人に
「老後は自己責任でどうぞ」は酷な話。

制度が正しくても、
使える人は限られる。

⸻

ここが重要

iDeCoに余剰資金を吸い取られてはいけない

老後が不安だから。
税金が得だから。
制度がそう言っているから。

その理由で、
余剰資金をすべてiDeCoに突っ込む。

――それも違う。

⸻

現役時代を犠牲にする老後対策は、本末転倒

人生は、
老後だけでできていない。

現役で働き、
挑戦し、
失敗し、
経験する時間こそが、
人生の本編だ。

そこを削ってまで老後に備えるのは、
保険に入りすぎて人生を楽しめないのと同じ。

⸻

金はロックされると、人生に使えない

iDeCoは途中で使えない。
挑戦資金にもならない。
経験にも変えられない。

若い時、現役の時にしか
できないことは山ほどある。

そこに使う金を
すべて未来に送金してどうする。

⸻

金は貯めるためにあるんじゃない。使うためにある

使って
・経験に変える
・人脈に変える
・知恵に変える
・次の稼ぎに変える

これができるのは、
現役の今だけだ。

老後の安心のために
現役の熱量を殺す。

それは
人生の前借り失敗である。

⸻

正解は、極端に振らないこと

・全部使う → 破綻
・全部貯める → 空虚

その中間を取る。

余剰資金の一部だけを制度に預け、
残りは人生に投資する。

⸻

結論

国はもう、はっきり言っている。

普通に働いて
普通に年金をもらって
普通に老後を迎える

そんな時代は、
もう終わった。

だから考える。

どう稼ぐか。
どう使うか。
どう残すか。
どう守るか。

自分の人生は、自分で経営する。

iDeCoは道具。
消費税減税は演出。

人生の主役は、
制度でも国でもない。

自分自身だ。

――それが、
ネゴロイズム。

 

Screenshot